溶接棒の違いについて
- 事務の人
- 7月30日
- 読了時間: 3分
どうも皆様 こんにちは、
アガサ溶接株式会社の事務の人です。
豆知識系の話題で今回はUPしたいと思いまして、スタッフに色々聞いておりましたら、溶接棒の違をまとても良いのでは? と、お伺いしましたので、今回は溶接棒の種類やその違いについてまとめたいと思います!
どうぞ、最後までお付き合いください。
そもそも溶接棒とは? 知っている人も多いかと思いますので手短にご説明いたします。
とても簡単にご説明いたしますと金属と金属を溶接するときに使う棒です。
……いや、わかりきっているんですが? はい、その通りなのですが! この溶接棒の表面にある被覆剤と呼ばれる特殊なモノが溶接棒を覆っております。
この被覆剤の有無が溶接の難易度を劇的に変えていると言っても過言ではありません。
また、この被覆剤が溶接棒の用途や種類を決めている場合がかなりあります。
え? そんな重要なの? はい、かなり重要です。
具体的には アークの安定化やスラグになることで溶接部分の保護を行ったり酸化を防いだりと、かなり大切な役割をしております。
さて、いよいよ溶接棒の種類なのですが、これは被覆剤の種類と思っていても大丈夫な場合がございます。ご想像の通りメーカー様などにより微妙に異なっておりますが、大きくわけて4種類ありますので、今回はそのうち【イルミナイト系】と【ライムチタニヤ系】の被覆剤を用いた溶接棒を解説したいと思います。
もし、他にも解説してほしいなどございましたらお気軽にコメントをください。
【イルミナイト系】
夜になると綺麗な装飾で私たちを喜ばせてくれるような名前ですが、こちらは『チタンと鉄の酸化物が結合したモノ』です。
日本ではかなり一般的な被覆剤なのですが、実はこちら海外ではあまり使われておりません。
むしろ日本以外ではほとんど見かけないと思います。
メリットはなんといっても作業性と溶接性能のバランスが素晴らしくとれていると、スタッフが興奮気味に教えてくれました。
技量試験やコンクールなどに使われることが多いとの情報もありますので、それだけ信頼性が高いということなのでしょう。
【ライムチタニヤ系】
さわやかな香りと地層のイメージがなぜか私にはあるのですが……。中身は酸化チタンと石灰にドロマイトを用いております。
メリットは低ヒュームで体に優しいことに、棒曲げ性能が高いため狭い場所での溶接に優れております。
スパッタ発生量も少なく、扱いやすいのが特徴と言えるでしょう。
さらに付け加えるなら再アーク性がとても高いです。
作業効率もあがり使いやすいというのが、とても素晴らしいと思います。
どうでしたか? 少し熱く語って(解説)してしまいましたが……汗
溶接棒一つとっても、奥が深いことがわかります。
なので、是非とも奥深い溶接の世界に興味がございましたら公式HPをのぞいてみてください。

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