【溶接】母材の種類による難易度の違いってあるの?
- 事務の人
- 6月21日
- 読了時間: 3分
こんにちは、アガサ溶接株式会社の事務の人です。
ふと疑問に思ったので、弊社のスタッフに聞いてみました。
何を? それは溶接のさいに母材の種類による溶接の難易度は違うのか?と、いうことです。
それに対して返事は「た、たぶん」とのことでした。これは、単純に明確化されていないので適切に答えられないとのことです。
ですので、今回はあくまでも弊社スタッフの個人的な感覚なことをご理解のうえお読みいただけると幸いです。
それでは……本題に入りましょう!
そもそも資格的なことでいうなら、JISに規定のあるのは『鉄・ステンレス・アルミ・チタン』です。
将来的には、もう少し増えるかもしれませんが現状はこんな感じです。
ほぼ溶接の仕事は、この母材がメインと言って過言ではございませんがこの中で難易度で高いと感じるのは、スタッフの意見が揃っております。
それは『チタン』です。
何度も申し上げますが、感覚的な面もあるので科学的なことはお伝えできませんが、要因の一つとして熱伝導率は関係していると思います。
熱伝導率が良すぎると、溶接の難易度がぐんっと上がると言われております。次に比重も関係していると私たちは考えております。
これらの条件を考えると熱伝導率が良く比重が重い母材が難しい、ということになるのかもしれません。
ようは、詰まっているのに熱の通りが半端ない! そんな母材がやりにくいということです。
そう考えると『チタン』よりも『銅』の溶接は、かなり難易度が上がるとのことです。
熱伝導率が非常によく、板厚が増すごとに難しくなるそうです。
更に付け加えるならば、銅は冷却時の収縮が大きく熱の管理が大変とのことでした。
一般的な母材なため、触れる機会が多い銅ですが……そんなに難しいとは思いませんでした。
その点 鉄やステンレスはチタンや銅に比べて溶接しやすく、仕事の大半もこの母材を使うことが多いそうです。
ちなみに、基本的には母材と同じ溶接棒を使うのが基本です。極力母材と同じになるようにしております。
一番何が難しいのかと聞かれると、あまり溶接することはありませんが『金』の難易度は高いと予想されます。
これは比重も重く熱伝導率も非常に良いためです。
現在は、溶接の技術も高くなり様々な工法が編み出されておりますが、母材の違いでまったく異なる技術が必要とされることも珍しくありません。
熟練の経験と感覚が現場では必要よされております。
もちろん弊社でも熟練のスタッフをそろえておりますので、興味のある方はぜひともHPもご覧になってください♪
初心者や溶接経験がまるでない人でも、気軽にお声がけくださると幸いです。
それでは、次もお会いできることを願っております。

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