意外と古い‼ 知って得する溶接の歴史について
- 事務の人
- 11月7日
- 読了時間: 3分
皆さんこんにちは、アガサ溶接株式会社の事務の人です。
ふと思ったのですが、私が勤めているのは溶接の会社です。今更何を言っているのか? なんて、思うかもしれませんが疑問に思ったとこはございませんか?
自分が勤めている会社の技術などはいったいどうやって今日まで進化し進歩してきたのか、いわゆる〈歴史〉ということです。
そこで、いつもはスタッフさんに聞いていますが今回は独自に溶接の歴史について勉強してみました。
それを今回は少しお伝えできたらなと思います。
では、本題に入ります。
まずは疑問① 溶接っていつの時代にはあったのか?
これは、皆さんも少し考えてみてください……いまような溶接とは違っているとは思いますが、いったいいつの時代には存在していたと思いますか?
これがかなり古く、紀元前3000年 つまり5000年以上も前に存在していたのが確認されております。
場所は古代エジプトで、かなり脳筋的な溶接がありました。
① 鍛接・・・接合部を半溶融状態までもっていきハンマーなどで叩き、圧力を加えて接合するやり方です。
② リベット接合・・・結合部分に穴をあけて、そこに鋲などを差し込みハンマーでたたき、鋲をつぶして固定するやり方です。
③ ろう付け・・・低温で溶ける合金をもちいて、結合するやり方です。
③のろう付け以外は、ハンマーなどをもちいて金属同士を接合するやり方でした。
とりあえず、叩けばOKという考えなので今皆さんが想像している溶接技術とは違っているのがわかるでしょう。
そして、時代は一気に飛び紀元前を通り越して19世紀の産業革命まで上記のような溶接が主流でした。
逆に言えば、今の技術は新しいのです。 もう、古代エジプトで編み出された方法が歴史の大部分を占めております。
さて、何かと技術のクオンタムリープとなる起点が多い産業革命ですが、溶接技術も漏れることなく、この時代に飛躍します。
1800年代のイギリスでデイビーと呼ばれる人が、電池を使い二つの電極間でアークが発生することを発見します。
そして1880年代のフランスでついに、鉛板の接合にこのアーク熱を利用した溶接が確立され、以降アメリカやソ連を筆頭に様々な工業の分野に一気に広がっていくのでした。
そして、今では更に様々な溶接の方法ができ、私たちの生活をより豊かにしてくれております。
ちなみに、日本に溶接の技術が伝わってきたのは紀元前3世紀ごろということなので、だいぶ遅れて入ってきたのがわかります。
それだけ、当時の世界は【情報】という存在が伝わるのに時間がかかったということですね。
凄く余談ではございますが日本で最初に発行された、溶接技術書と思われる本のタイトルは『鍛接』と書かれており、まだ溶接という認識や言葉がでてきておりません。
なので、私たちが普段使っている溶接という言葉がいかに最近の言葉なのかわかります。
今私たちが実際に現場で使っている【溶接】の基礎となる歴史はとても古く、現代の技術革新がいかにすごいかを知ることができました。
こういった話題も初めてブログで扱ってみましたが、とても楽しかったのでもし、また何かよいネタがありましたらチャレンジしたいと思います。
こんなネタあると嬉しいなぁ~ と、いったコメントお待ちしております。
弊社 アガサ溶接株式会社では常に貴重な人財を募集しておりますので、気になる方はぜひともHPをのぞいてみてください♪ それでは、最後までありがとうございました。




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