これ大切! 溶接時の姿勢の難易度チェック
- 事務の人
- 5月27日
- 読了時間: 3分
こんにちは、皆様いかがお過ごしでしょうか? 皆様のおかげで忙しい日々を過ごしております。アガサ溶接株式会社の事務の人です。
気軽にコメントなどもいただけますと幸いです。
それでは、本日のテーマなのですが……こちら、けっこう重要なポイントだと思っております。
【溶接時の姿勢難易度チェック】
こちら、皆さんは意識なさったことはございますでしょうか?
おそらく、普段はあまり意識していないかと思いますが……溶接する箇所などでかなり難易度も異なってきますので、ぜひご参考までに。
まずは一番難易度も低くスタンダードな姿勢としては【下向き姿勢】がございます。
下向き姿勢時になりやすいのは、溶接作業者よりも低い位置にあるときです。何を当たり前なことを言っているのだ! と、思うかもしれませんが説明させてください。
こちらは主に床などに母材を置いて溶接を行います。
自然体な姿勢で行えるので、初心者の人はこちらよりスタートしてください。
ちなみに溶接の世界では溶接姿勢や材料により細かく種類記号が決められております。
そのなかで下向き姿勢は「F」と表されます。
これは一番難易度が低いので「F」と表記されているそうです。
続きまして【立向き姿勢】です。あまりこの呼び方は浸透しておりませんが、現場の人ならカチ上げや流し・ダウンなどといった言葉を聞いたことはないでしょうか?
殆どが上進が一般的で、下進は階段の手すりなど溶接するときなど限られている場面が多いです。
上・下どちらも溶接棒やトーチが不安定になるので、基本級の下向き姿勢より難易度もあがり、専門級に分類されます。
こちらの溶接技能者資格の記号は「V」です。
上と下があるということは……【横向き姿勢】ももちろんございます!
こちらは立向きと同じく、溶接を行うスタッフの目の前に溶接するところがあるときになります。
継手に対して水平に横方向に移動しながら溶接するスタイルです。
これは立向き姿勢と大差がないように思えますが、それとは違いさらに難易度は上がるので熟練の技術が必要とされます。
ビードを重ね盛りしながらの施工ですが、これは難しいのです。上がへこんだ状態のアンダーカット、逆に下が盛り上がりすぎてしまうオーバーラップになりがちなので、注意が必要です。
こちらの記号は「H」で表記されるので、覚えておきましょう。
縦横いったのだから、もうないでしょう……そう思うかもしれませんがまだ紹介していない姿勢がございます。
それは【上向き姿勢】です。
もう読んで字のごとく、溶接者に対し上方面に溶接する箇所がある場面です。
上を見続ける大変さに、重力による継手の溶け込みが甘くなるため材料裏側の『裏波ビード』がへこみやすいなど、難点だらけです。
この姿勢で溶接できる職人さんは凄い! と、思っていただいて構いません。
上向き姿勢の記号は「O」と表記されます。
さて、本日は少し変わったアプローチで記事を書いてみましたがいかがでしょうか? 私たちアガサ溶接株式会社では常に日本の未来を一緒につくっていける職人を募集しております。
興味のある方は下記からアクションしてみてください♪ お待ちしております。




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