初心者にありがちな溶接失敗5選
- 事務の人
- 10月7日
- 読了時間: 4分
みなさんこんにちは、溶接と言えばのアガサ溶接株式会社の事務の人です。
忙しさもあいまって、スタッフさんにブログのネタを考えてとほしいと言いにくいのにで、私が勝手に考えてみました。
私のような初心者がおこしやすい溶接の失敗について少し解説したいと思います。
基本的にDIYの100V溶接機を使用することを前提とした、内容になっておりますので、どうか最後までお読みいただきますと、嬉しいです。
その①
【アークがでない】
アークというのは、溶接を行ったときに発生する火花のことです。
バチバチといっており、今溶接やってる~‼ と、想像している現象がそれです。
この原因はアースがとれていないことが原因です。つまり電気が通っていません。
アースクリップを取り付けていない、ってこともプロでもたまぁ~にやってしまうそうですので、基本的に一つづつチェックしてみてだくさい。
アースの取り方は母材に直接クリップする方法と、導通性のあるモノにクリップして行うことが殆どで、直接の場合が強く良好なアークが得られます。
また、塗装などされていると通電性が低く、溶接には向いておりません。
その②
【アークが途切れてしまう】
溶接中にアークがバチッ バッチ……と、へんな感覚で途切れてしまうことがあります。
理想はステーキを焼いているときのような美味しそうな音が途切れないで鳴っていることです。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、実際にやっていただくとわかります。
この原因の大半が、じつは……ケーブルの場合がございます。
そうです、トーチと溶接機を繋ぐケーブルです。
このケーブルをできるだけまっすぐに、また誰かが踏んでいるなど負荷を与えないだけで、かなり改善できます。実際に常にまっすぐにはできませんので、少し意識する程度で大丈夫です。
その③
【ワイヤーが出てこない】
これも、わりとあるそうです。
パッチと音がしているのに、肝心のワイヤーが出てこないのはなぜ? 最初は焦るかもしれませんが、落ち着いてください。
そんなときは、本体を開けて溶接ワイヤーを送り出すローラー部分を見てみてください。
ストッパーが外れていたりと、この部分でのトラブルが原因でワイヤーが出てこないパターンがよくあります。
いやいや、そんなはずでは⁉ と、思うかしれませんが、このミスはプロでも頻繁に起こることなので、初心者の人ならまずはチェックして損はありません。
その④
【たま溶接 またはイモ溶接】
こうなってしまう、初心者の人実はかなり多いです。
たま溶接とは? 実際に溶接した部分が丸まっていたり、イモのようにゴロゴロとした感じをこう呼んだりもします。
こうなっては正直、溶接はされていないと思ってください。
原因は溶接の距離が広すぎることです。目の前で火花がバチバチといくので最初は怖いと思ってしまい、遠ざけてしまいますが……それが原因でマルっとした溶接になってしまいます。
上手にするコツはできるだけ一定の距離で動かさないことが重要です。
その⑤
【溶接の跡 ムラありすぎる】
これも初心者失敗あるあるだと思います。
自分ではまっすぐやっているつもりなのに、なぜかカクカクなる。
ガクガク揺れてしまう! そんなときは、コレです。
溶接機の電流や電圧のバランスが崩れているのが原因と思われます。
いやいや、一回調整しているから大丈夫と思った。そこのあなた……その思考が危険です。
基本的に家庭用溶接機は毎日使うモノではございません、放置され使いたいときに取り出すのが殆どです。
そのときに、だいたいちょっとの衝撃でダイヤルがズレてしまうことが多いです。
解決する方法としては、まずは「中間」から始めてみてください。
それで状況にあわせて調節していくのが良いと思います。前回のをメモしているパターンはまれなので、今なら携帯で写真を撮っているのもOKかもしれません。
どうでしたか? まさか自分は! とは、思わずに何か変だな? と、思ったら一歩戻りチェックしていくことが上達への近道です。
もし、もっと本格的に溶接をやってみたい! そんな人がおりましたら、ぜひ弊社のHPをのぞいてみてください♪



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