溶接初心者向け! 溶接の基本的なやり方を解説
- 事務の人
- 1月9日
- 読了時間: 3分
こんにちは。アガサ溶接(株)の事務の人です。細々と続けているブログですが、閲覧数も伸びてきているのでうれしいかぎりです。
少しでも皆様のお役にたてますよう頑張ります。
それでは、今回のテーマなのですが溶接の初心者向けの話題です。
弊社では精鋭部隊を整えておりますが、だれでも初めは初心者です。そこで初心に戻っていただき溶接の基本的な部分をおさらいしていこうかと思います。
よろしくお願いいたします。
それでは
そもそも溶接とは?
以前 溶接の原理の記事をUPしたことがございますので、お暇でしたらそちらもあわせてお読みいただけると嬉しいです。
もっと砕けた言い方をするならば、溶接とは溶かした金属でつなげたいものをくっつける作業のことを言います。
簡単すぎる説明かもしれませんが、奥はかなり深いのでその点も魅力の1つだと思います。
さて、そろそろ解説に移っていきたいと思います。
まずは大人気のアーク溶接から解説したいと思います。
以前のブログでも様々な角度からアーク溶接を解説している記事もありますので、そちらもご覧になってください。
アーク溶接とは1番ポピュラーな方法だと思います。
やり方に関してはアーク溶接棒をトーチに取り付けて溶接を行います。
アークで母材と溶接棒を同時に溶かしながら作業を行うので、最初は溶接棒が母材にくっついてしまったりと思い通りにいかない可能性はありますが、溶接の基礎なのでしっかり覚えたほうがよいです。
アーク溶接のメリットとデメリットに関して
ガス溶接などと違い、環境の影響は受けにくい分類です。なので移動しながらの細かい作業に向いております。野外でも溶接が可能なので小回りを生かして仕事をする場合も多いです。
仕組みも単純なため、比較的安価な溶接機を購入することで作業が行えるのでDIYで使ってみたりと、敷居は低いと思います。
ですがこのアーク溶接は仕組みなどは単純ですが、難易度的には高く母材に穴をあけてしまったりと経験が必要です。
デメリットに関しては溶接後に黒皮のようなスラックスと呼ばれるものをかぶっているので、それをピッチングハンマーなどではがすことが面倒なことと、長い距離の溶接には向いておりません。
TIG溶接のメリットとデメリット
TIG溶接とはトーチ先端のタングステン電極から発生する高温のアーク光を、母材に当てる事で溶かして液体にし、金属同士をくっつけるような溶接方法です。
アーク溶接とは異なり、タングステン電極は溶ける事無くアークを発生させる為、母材同士を溶かして溶接する「ナメ付け」もできます。
なにやら難しい感じがしてしまいましたが、そこまで深く考えなくてもよいです。
メリットはなんといってもその仕上がりの綺麗さです。音も小さく火花も飛びませんし使われるアルゴンガスも人体には無害な不活性ガスです。
仕上がりがキレイなため、主に皆さんの目につきやすいところでこのTIG溶接は用いられております。
例えば車やバイクのマフラーだったりオイルパンだったりもします。
アルミホイールのリペアにも用いられたりもするそうです。
デメリットは薄物の溶接では穴があきやすく、スピード性も速くはございませんのでガンガン溶接しなければならない箇所に関しては不向きかもしれません。
どうでしたでしょうか? 今回は初心者の方に人気なアーク溶接にTIG溶接を解説してみました。それぞれにメリットとデメリットがありますのでその場にあった溶接を行ってみてください。
もし、少しでも溶接に関して興味がございましたら弊社のHPものぞいてみてください。
よろしくお願いいたします。
【公式HP】


Comentários