すぐに実践できちゃう⁉ ガス溶接のコツとステップアップ
- 事務の人
- 6月7日
- 読了時間: 3分
みなさんこんにちは、「溶接と言えばアガサ溶接」の事務の人です。
今回も何かのヒントになれれば、と思いましてブログを更新いたします。
どうか、最後までお読みいただけるととても嬉しいです。
それではテーマを発表いたします。
【ガス溶接のコツとステップアップ】です。
正直言いますと、ガス溶接は溶接の基本的な分野なのですが、あまりブログでは触れてこなかったと思いますので、しっかり触れていきたいと思います。
溶接の基本は母材などに、溶接材を溶かし結合させることが多いです。
そのときに主に熱を使い溶かして行う方法の一つに、ガス溶接がございます。
アセチレンやLPGといった可燃性ガスと酸素によって発生させた、燃焼熱により溶接を行います。
ここで疑問 同じ熱を使うならアーク溶接があるのでは? そう思うかもしれません……
実際、アーク溶接に比べ時間などもかかるのがガス溶接です。
メリットないの?
あります。
アーク溶接と違い、火花が散ることがなく溶接個所を目視しながら作業を行うことができます。
それによって、溶接不良などのミスを減らすこともできます。
さらに付け加えるなら、ガスの供給量を調節することで加熱温度を微調整できるため加熱し過ぎによる部分の破損もしにくく、高温に弱く割れやすい素材に向いております。
デメリットをあげるなら、アーク溶接に比べて時間がかかることやピンポイントでの溶接が難しいことがあげられます。
それではいよいよガス溶接の中身に入ってみましょう。
用意するのは
ガスボンベ・トーチへの点火、溶接作業・消火
この三点だと思います。 ガスボンベに関しては、これは本当に安全対策を怠らないようにしてください。
引火し大爆発なんてこともなりえますので、注意が必要です。
室内の気温や直射日光があたる場所での作業は中止にするなど、現場での判断が必要とされます。
また、万が一ガスボンベを倒してしまった場合は、中のガスが落ち着くまで約5分程度休ませてから作業を再開するようにしましょう。
次にトーチへの点火ですが、これは作業内容によってトーチの形状を交換できるようになっているので、その場にあったのを選ぶ必要がございます。
そして、専用のライターで点火することです。適当なライターではダメです。
一番大切なのが消火です。
これは手順を間違うと大事故につながる可能性があるため、真剣におこなってください。
火というのは酸素の供給がなければ燃えることができません、なので最初に酸素ボンベのバルブを閉めることが最優先です。
ガスのバルブを先にしめてしまうと、酸素の供給が止まらず逆火と呼ばれる現象が発生し、ガスボンベ内に火が入り込み、爆発してしまうことがございます。
ベテランさんはススの発生を防ぐために、ガスから閉める人もいますが、初心者の人はけっしてまねしないようにしましょう!
また、ガス溶接技能者は国家資格です。
ガス溶接を行う場合は全員が取得する必要があるので、その点は必ず覚えておいてください。
しかし、この資格があれば一気に溶接工としての幅が広がりますので是非とも取得しステップアップを目指してみてください♪
私たちアガサ溶接では常に日本の未来を一緒に築いていける人を募集しております。
気軽にHPも見てください。

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