溶接の資格の種類 取得方法や難易度順に解説♪
- 事務の人
- 1月8日
- 読了時間: 3分
みなさんこんにちは、アガサ溶接株式会社の事務の人です。
このところ弊社スタッフの方々が積極的に資格にチャレンジしております。
私も事務なので、一応どのような資格があるのかは理解しているつもりですが、改めて調べてみると面白いことがわかったりもします。
なので今回のテーマは溶接の資格の種類と取得方法の難易度などを解説できたら幸いです。
まずは資格紹介に移る前に【資格なしでも働けるのか?】こういった疑問もあると思います。
結論から申しますと資格が無くても働ける場合もございます。
先輩のサポートがあり見習い期間などがそうです。またこの期間内に溶接用の工具などを購入することも可能です。
しかし会社がDIYなどと違い『仕事』として溶接を行う場合は労働安全衛生法により、資格が必要になります。
これは国によって定められており【国家資格】を取得しなければなりません。
もし無資格のまま仕事を続けていると、罰則として6ヵ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される場合がございます。
なのでこれから溶接の仕事を続けていくのなら、資格は必須になります。
それでは、本題の資格の種類などについてまとめていきましょう‼
【アーク溶接】
初心者向けの資格として有名で、溶接工を目指すならまずはアーク溶接……と、言われるだけあって登竜門的な資格といえます。
アーク溶接等の業務に係る特別教育を修了する必要があり、学科11時間・実技10時間おこなわれ講習は3日間です。
アーク溶接は多くの金属に用いられ、主流といえる溶接技術です。
資格取得難易度も比較的簡単なのでぜひ取得してみてください。
【ガス溶接技能者】
こちらも取得はそこまで難しくはございません、資格試験に合格する必要があります。
修了試験の合格ラインはありますが、学科8時間・実技5時間の内容を把握していればあまり問題がない内容とのことです。
殆どの人が合格できる資格の一つと言えます。
ガス溶接は高温の熱により金属を溶かして溶接する技術で、アーク溶接よりも時間をかけて溶接が可能な点と、温度調整が可能なので薄い素材でも溶接がしやすいという利点があります。
【ボイラー溶接士】
ここからは難易度中級クラスの資格です。
ボイラー溶接士の資格を取得するためには普通ボイラー溶接士と特別ボイラー溶接士のいずれ合格する必要があります。
それも学科と実技の試験どちらもです。
ちなみに令和元年の合格率は普通ボイラー溶接士 学科約59% 実技約64%
特別ボイラー溶接士は 学科約70% 実技約91%となっており先に紹介いたしました2種類の資格よりも難易度は高くなっております。
またガス溶接・自動溶接を除く溶接の実務が1年以上経験していることも条件の1つです。
さらに、特別ボイラー溶接士は普通ボイラー溶接士免許取得後に、ボイラーまたは第一種圧力容器の溶接作業の実務経験が1年以上必須です。
しかし、持っている溶接工さんの数も限られているため多くの企業で必要とされているのは間違いありません、ぜひとも溶接工になったらボイラー溶接の資格取得も目指してください!
少し速足で紹介してきましたが、まだまだ細かい資格はございます。もちろんさらに上を目指せる資格もあるので、また別の機会にでもご紹介できたら幸いです。
今回は人気と実益性が高い資格を紹介してみました。
溶接の仕事は資格を取得していくことで、幅広い分野に対応できる魅力的なお仕事です。弊社でも溶接のお仕事をしてみたいと、思っている方がおられましたらHPをご覧になっていただきたいです。よろしくお願いいたします。


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