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​アガサ溶接株式会社

半自動溶接を行う際の電流・電圧調整のコツ

更新日:5月29日




どうも皆さんこんにちは、「溶接と言えばアガサ溶接株式会社」の事務の人です。

認知度向上に努めてまいります。


さて、今回のテーマなのですが……溶接にとってとても大切なことですので、ぜひとも初心者の方は何かの参考になさってください。


それでは【半自動溶接を行う際の電流・電圧調整のコツ】について解説していきます。


そもそも、溶接に電流や電圧って関係あるの? と、いう疑問がでるかもしれません……。


しかし、この電圧や電流は溶接条件の中に入っているため、とても重要なファクターをしめております。

溶接条件とは? 実際に溶接をする際の条件のことです! 「そのまんまじゃない!」と、ツッコミが入りそうですが、そうとしか説明できないためご理解ください。


それでは以下にその条件を記載していきます。


① 母材の材質

② 板厚

③ 継手形状

④ 開先形状

⑤ 溶接材料

⑥ 溶接姿勢

⑦ 溶接パラメーター


この⑦の溶接パラメーターの項目に電圧・電流が含まれております。

ちなみに⑥の溶接姿勢に関しては、別の記事で細かく説明しておりますので、そちらもあわせてご覧いただけますと、とてもうれしいです。


では、その電流・電圧はどの場面で調整が必要なのでしょうか?

主に板厚・溶接姿勢で適切な電流・電圧を調整していきます。


板厚が厚くなれば高くなりますし、薄くなれば低くなります。

また上向き・立向きだと低くなり下向きだと高くなります。


ある程度幅はありますが、こちらは慣れて覚えるほかありません……とにかく、低すぎても高すぎてもダメということなので、適切な範囲を覚えておきましょう!


私たち業界では「電機があっていない」という言い方をする人が多いようですので、もしうまくいかないなぁ~と、思ったらまずは先輩や親方に電機のチェックをしてもらいましょう。

上手になるための近道でもありますので、そういったことはドンドン質問しても良いと思います。


デジタル溶接機だとこのチェックが簡単なのですが、アナログな溶接機の場合は感覚がものを言いますので、ご自身の体になじませてください。


最初にあわせるのは電流です。こちらはワイヤの送給速度なので電流を上げると、溶接は早くなります。

しかし、初心者のうちは手や体がうまくコントロールできない場合もあるので、そういったときには電流を下げて丁寧に作業することも必要です。


次に電圧ですが、これは機械が合わせてくれる場合がほとんどです。

なので、そこまで過敏になる必要はございませんが自分の眼で覚えておくと便利かもしれませんね。


適正な電圧と電流だと、

スパッタが少ない

ビード形状適切

溶け込みも適切


このような見極めポイントがございます。

逆をいうと、上の三つでない場合は電圧があっていない可能性がありますので今一度チェックしてください。


どうでしたでしょうか?

意外と知らない電流と電圧の関係性や重要性を再認識していただけましたか?

こういった小さな部分を疎かにせずに、大切にしていくことが溶接を上手になるためのコツですのでぜひとも頑張ってみてください♪


ぜひとも、もっと溶接について学びたい! 興味がある人は弊社のHPものぞいていただけると幸いです。

よろしくお願いいたします。


公式HP




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